外国の方を交えた英語での会議で唐突、日本人同士だけで日本語で会話するべからず
私は、アメリカ人は反省しない人たちだとは思っていませんが、仕事でアメリカや外国のナショナルスタッフの子会社の方々と接する機会があるので、異文化コミュニケーションを行う上での参考になればと、今般は「反省しないアメリカ人をあつかう方法34」(ロッシェル・カップ氏著作)という本を読んでみました。
早速ですが、本書で心に残った箇所を抜粋させて頂きます。
ということで、著者は、日本人はアメリカ人とやり取りするのであれば、英語能力を向上させるべきであるが、会議等でどうしても日本語を使わないといけない場合、その理由(英語が苦手なので、この論点については英語だと深い議論が出来ない等の理由)があれば、先に説明し、日本語で話し合った内容を共有して安心させるべしと解説します。
これはこの通りですね。
私の所属会社の中国子会社には、日本語が達者な中国のナショナルスタッフ社員が多いのですが、中国に出張して日本語で会議していたのに、急に中国社員同士が中国語で話し始め、何やら談笑している光景を目にし、何を話しているのだろうと不安に思ったことがあります。
また、現在、私と同じ部署には複数の日本語が達者な中国の方が所属していて一緒に働いていますが、上記と同じようなケースに遭遇して、疎外感を感じることもあります。(こうなったら、こっそり中国語を勉強しておいて、急に中国語の会話に私が参加してびっくりさせてやろうかなと思ったりもしますが、そう思うだけで、今のところ、勉強に着手出来ていません・・。)
逆の立場となった場合、相手に不安を与えて疑心暗鬼にさせてしまう可能性があるので、外国の方とコミュニケーションする際は配慮しないものですね。
[その他、本書で参考になった内容等]
・日本人は、人前で指摘・注意することで、目の前の本人だけでなく周りの人も教育できると考えるが、アメリカ人は「公然と恥をかかされた」とだけ解釈しがち。
・トラブルが起きた際にアメリカ人に問題提起・指摘する際は「you」ではなく「we」を使う。
・アメリカ人は、考えがまとまってから話すのではなく、とりあえず考えながら話す(thinking out loud)傾向がある。
・アメリカでは、各自が自分の責任の及ぶ範囲を意識して仕事をしていることもあり、アメリカではメールは担当者だけに送付するのが一般的。その為、CC:で相手の上司にメールを送付する際は留意が必要。
・アメリカ人を動かす場合、具体的な理由を添えて説明する必要がある。その為、もし至急な依頼事項がある場合は、部下であってもなぜ至急なのかを具体的に説明しないと理解を得られない。
・アメリカ人は、意見と相手に対する感情を区別している。その為、双方の意見が相違して強く反発しても双方の友好関係には悪影響を与えない。
・日本とアメリカでは会議の役割が異なる。日本での会議は「確認の場」、アメリカでは「意見交換の場」。アメリカでは意見が異なることは当たり前と考えていて、問題解決につながる論争は普通のことと考えている。
・アメリカ人は、日本人が内容を理解していないのに分かっているふりをすることにストレスを感じ、腹立たしく思っている。分からない場合ははっきり分からないというべし。
・日本が親会社の場合、日本本社とUSA子会社で日本人駐在員は板挟み状態となるが、その苦労をしっかりアメリカ人社員に伝えて理解を得て味方にすべし。
・アメリカ人は、通常、同じ会社の人に「お忙しいところすみません」というようなことは言わない。しかし、日本語独特の言い回しにアメリカ人社員に慣れてもらい、日本本社とのメール等のやり取りで積極的に活用して貰うことで、日本本社・USA間のやり取りがスムーズに進むケースあり。
・一つのメールには一つのトピックにする。トピックが複数ある場合はメールを分けた方がよい。
・アメリカ人に説明する際は、アメリカ人の視点からみて明快で理解し易いかを考える必要がある。日本人なら誰でも知っている情報でも、アメリカ人の理解の助けになるのであればあえて説明内容に加えるべし。
・「郷に入っては郷に従え」は大切だか、それには限度がある。

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
(ふろむだ氏著作)

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
設例でわかる キャッシュ・フロー計算書のつくり方Q&A
(新日本有限責任監査法人 (編集))
私の所属会社では、キャッシュフロー計算書は自動的に基幹システムが作成してくれるので自分で作成する必要はないのですが、作成の仕組みは理解しておいた方が良いと思い本書を手に取りました。
しかし、本書を一読しましたが、まだ理解不足のところが多いので、理解を深めるべく、再度、時間をおいて本書に再トライしようと思います。
[本書で参考になった内容等]
・貸借対照表では現預金として計上されていても、キャッシュフロー計算書では「現金及び現金同等物」とならないものがある。
・販管費の減価償却費用だけでなく、売上原価や営業外費用に含まれる減価償却費用も調整する必要がある・
・「連結C/F作成基準注解(注8)」において、「期間が短く、かつ、回転が速い項目に係るキャッシュフローについては、純額で表示することができる」と定められている。
・第三者の為に行う取引等に係るキャッシュフローは純額で表示しなければならない。

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
財務報告実務検定 公式テキスト (上巻) 第5版
(日本IPO実務検定協会 (編集))

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
中国人が上司になる日 (日経プレミアシリーズ)
(青樹 明子氏著作)
現在、中国の方が上司になる予定はなく、むしろ、近い将来、中国に赴任して中国の方の上司になる予定があり、本書を読んでみました。
今、同じ部署には、日本の居住経験が長くて、日本語が達者で日本の慣習に慣れている中国の方も所属していて、一緒に仕事しておりますが、特にコミュニケーション上の問題は感じていません。
ただ、中国に赴任した場合、中国色の強く方たちと日々、接することになるので、日本でのやり方を無理やり持ち込んで反感、混乱が生じないように、自分を中国のやり方に順応していければと考えています。

早速ですが、本書で心に残った箇所を抜粋させて頂きます。
「多くのアメリカ人は、日本人が突然日本語で話し出すと、失礼だ、あるいは、悪くすれば秘密主義的だと感じる。アメリカ人は外国人に対し、米国では英語を話すべきだという気持ちを強く持っている。」
「日本人は何か秘密の情報やアメリカ人の悪口、要するにアメリカ人の耳に入れたくない話を隠すためにわざと日本語で話しているのだと、多くのアメリカ人が解釈してしまう。」
ということで、著者は、日本人はアメリカ人とやり取りするのであれば、英語能力を向上させるべきであるが、会議等でどうしても日本語を使わないといけない場合、その理由(英語が苦手なので、この論点については英語だと深い議論が出来ない等の理由)があれば、先に説明し、日本語で話し合った内容を共有して安心させるべしと解説します。
これはこの通りですね。
私の所属会社の中国子会社には、日本語が達者な中国のナショナルスタッフ社員が多いのですが、中国に出張して日本語で会議していたのに、急に中国社員同士が中国語で話し始め、何やら談笑している光景を目にし、何を話しているのだろうと不安に思ったことがあります。
また、現在、私と同じ部署には複数の日本語が達者な中国の方が所属していて一緒に働いていますが、上記と同じようなケースに遭遇して、疎外感を感じることもあります。(こうなったら、こっそり中国語を勉強しておいて、急に中国語の会話に私が参加してびっくりさせてやろうかなと思ったりもしますが、そう思うだけで、今のところ、勉強に着手出来ていません・・。)
逆の立場となった場合、相手に不安を与えて疑心暗鬼にさせてしまう可能性があるので、外国の方とコミュニケーションする際は配慮しないものですね。
[その他、本書で参考になった内容等]
(使用上の注意)
(1) 以下の「アメリカ人」は「外国の方」と読み替えて活用する。
(2) 下記内容はあくまで一般的な傾向であり、日本人にも色々な考え方の人がいるように、当然のことながら、全てのアメリカ人、外国の方が同一の考え方をするわけではないので、ステレオタイプにならないように要注意。
・日本人は、人前で指摘・注意することで、目の前の本人だけでなく周りの人も教育できると考えるが、アメリカ人は「公然と恥をかかされた」とだけ解釈しがち。
・トラブルが起きた際にアメリカ人に問題提起・指摘する際は「you」ではなく「we」を使う。
・アメリカ人は、考えがまとまってから話すのではなく、とりあえず考えながら話す(thinking out loud)傾向がある。
・アメリカでは、各自が自分の責任の及ぶ範囲を意識して仕事をしていることもあり、アメリカではメールは担当者だけに送付するのが一般的。その為、CC:で相手の上司にメールを送付する際は留意が必要。
・アメリカ人を動かす場合、具体的な理由を添えて説明する必要がある。その為、もし至急な依頼事項がある場合は、部下であってもなぜ至急なのかを具体的に説明しないと理解を得られない。
・アメリカ人は、意見と相手に対する感情を区別している。その為、双方の意見が相違して強く反発しても双方の友好関係には悪影響を与えない。
・日本とアメリカでは会議の役割が異なる。日本での会議は「確認の場」、アメリカでは「意見交換の場」。アメリカでは意見が異なることは当たり前と考えていて、問題解決につながる論争は普通のことと考えている。
・アメリカ人は、日本人が内容を理解していないのに分かっているふりをすることにストレスを感じ、腹立たしく思っている。分からない場合ははっきり分からないというべし。
・日本が親会社の場合、日本本社とUSA子会社で日本人駐在員は板挟み状態となるが、その苦労をしっかりアメリカ人社員に伝えて理解を得て味方にすべし。
・アメリカ人は、通常、同じ会社の人に「お忙しいところすみません」というようなことは言わない。しかし、日本語独特の言い回しにアメリカ人社員に慣れてもらい、日本本社とのメール等のやり取りで積極的に活用して貰うことで、日本本社・USA間のやり取りがスムーズに進むケースあり。
・一つのメールには一つのトピックにする。トピックが複数ある場合はメールを分けた方がよい。
・アメリカ人に説明する際は、アメリカ人の視点からみて明快で理解し易いかを考える必要がある。日本人なら誰でも知っている情報でも、アメリカ人の理解の助けになるのであればあえて説明内容に加えるべし。
・「郷に入っては郷に従え」は大切だか、それには限度がある。
[本書目次]
1 アメリカ人には気をつけろ!
(文句の多いアメリカ人;反省しないアメリカ人;ほめられたいアメリカ人 ほか)
2 こんな日本人と日本企業もコマリマス…
(会議が苦手な日本人;日本語を話したがる日本人;すぐ異動してしまう日本人 ほか)
3 アメリカ人上司の下で働くのも楽ではない!
(部下の悩みに気づかないアメリカ人上司;自己アピールを期待するアメリカ人上司;
メールに返事をしないアメリカ人上司 ほか)

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
(ふろむだ氏著作)

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
設例でわかる キャッシュ・フロー計算書のつくり方Q&A
(新日本有限責任監査法人 (編集))
私の所属会社では、キャッシュフロー計算書は自動的に基幹システムが作成してくれるので自分で作成する必要はないのですが、作成の仕組みは理解しておいた方が良いと思い本書を手に取りました。
しかし、本書を一読しましたが、まだ理解不足のところが多いので、理解を深めるべく、再度、時間をおいて本書に再トライしようと思います。
[本書で参考になった内容等]
・貸借対照表では現預金として計上されていても、キャッシュフロー計算書では「現金及び現金同等物」とならないものがある。
・販管費の減価償却費用だけでなく、売上原価や営業外費用に含まれる減価償却費用も調整する必要がある・
・「連結C/F作成基準注解(注8)」において、「期間が短く、かつ、回転が速い項目に係るキャッシュフローについては、純額で表示することができる」と定められている。
・第三者の為に行う取引等に係るキャッシュフローは純額で表示しなければならない。

<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
財務報告実務検定 公式テキスト (上巻) 第5版
(日本IPO実務検定協会 (編集))

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中国人が上司になる日 (日経プレミアシリーズ)
(青樹 明子氏著作)
現在、中国の方が上司になる予定はなく、むしろ、近い将来、中国に赴任して中国の方の上司になる予定があり、本書を読んでみました。
今、同じ部署には、日本の居住経験が長くて、日本語が達者で日本の慣習に慣れている中国の方も所属していて、一緒に仕事しておりますが、特にコミュニケーション上の問題は感じていません。
ただ、中国に赴任した場合、中国色の強く方たちと日々、接することになるので、日本でのやり方を無理やり持ち込んで反感、混乱が生じないように、自分を中国のやり方に順応していければと考えています。

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