他社書式の契約書を加筆・修正してドラフトする場合には、ワードファイルのプロパティ情報に注意
写真をSNS等に掲載する際には、写真のJPGファイルのプロパティに位置情報(GPSの経度・緯度情報)が記載されていて、掲載者の住所等が特定されてしまう可能性があるので、プロパティ情報は削除してから掲載するよう注意しましょう、ということは良く言われているので、ご存知の方も多いかと思います。
なお、これはワードファイルにも言えます。ワードファイルのプロパティには(私の知る限り)位置情報の記載はありませんが、以下の通り、作成者等の情報がプロパティ情報として残っている場合がありますので、注意しましょう。

例えば、以前、他社(A社)から提示された秘密保持契約書の契約書式をベースにして、全くの別案件で、当社にて、他社(B社)と締結する秘密契約書をドラフトする場合があるかと思います。
この際に、B社が上記ワードファイルのプロパティを見た結果、A社の社名が掲載されていた場合で、仮に、A社がB社の競合先だった場合、当社とA社が秘密保持契約を締結しているか、もしくは、締結を検討していたことがB社に分かってしまい、B社から、「競合先のA社と情報交換する仲にあるようですね」とチクリ指摘を受けてしまう可能性があります。
その為、特に他社から入手した契約書式を加筆・修正する形で、他の他社向け契約書をドラフトする際には、プロパティ情報を削除するか、もしくは、他社から入手した契約書式の文面全てをコピーして、新規ワードファイルに貼り付けてからドラフトするよう気をつけたいものですね。
なお、これはワードファイルにも言えます。ワードファイルのプロパティには(私の知る限り)位置情報の記載はありませんが、以下の通り、作成者等の情報がプロパティ情報として残っている場合がありますので、注意しましょう。

例えば、以前、他社(A社)から提示された秘密保持契約書の契約書式をベースにして、全くの別案件で、当社にて、他社(B社)と締結する秘密契約書をドラフトする場合があるかと思います。
この際に、B社が上記ワードファイルのプロパティを見た結果、A社の社名が掲載されていた場合で、仮に、A社がB社の競合先だった場合、当社とA社が秘密保持契約を締結しているか、もしくは、締結を検討していたことがB社に分かってしまい、B社から、「競合先のA社と情報交換する仲にあるようですね」とチクリ指摘を受けてしまう可能性があります。
その為、特に他社から入手した契約書式を加筆・修正する形で、他の他社向け契約書をドラフトする際には、プロパティ情報を削除するか、もしくは、他社から入手した契約書式の文面全てをコピーして、新規ワードファイルに貼り付けてからドラフトするよう気をつけたいものですね。
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