(eラーニング)パワポから合成音声付き動画教材が作れるソフト

私の所属会社では、受講者を一堂に集めて行う集合研修の他、各種テーマについて自社で作成したeラーニング動画教材を配信して社内教育を実施しています。

従来は、パワポのノート部分を(eラーニング教材の制作会社から紹介を受けた)プロのナレーターが読み上げた音声を作成し、パワポのスライドと組み合わせて動画教材を作成していました。

しかし、先般、ノート部分を機械が読み上げた人工音声を組み込んで動画教材を作成出来るLOGOSWARE社の「STORM V」というソフトを会社が購入した為、某法律のテーマについて私がメイン担当となってeラーニングの動画教材を作成してみました。

LOGOSWARE社のHP
https://suite.logosware.com/storm-maker/

当初、人工音声のクオリティに不安がありましたが、完成して初めて試聴したところ、ところどころイントネーションがオカシイところがありましたが、なかなかのクオリティとなっていました。(私みたいに滑舌が悪くて聞き取り難い)下手な人間のナレーターを使うよりは、よっぽど聞き易い内容でした。最近のAI技術はすごいですね~。プロのナレーターという職業は近い将来、淘汰されていくでしょうね。

このソフトがあれば、例えば、大学教授が講堂で講義しなくても、人工音声付のeラーニング教材を予め作成しておいてオンライン配信し、教授は自宅のソファーでコーヒーでも飲みながら生徒の試聴状況を観察し、受講者が質問したい場合はメールやチャットで受け付けて、インタラクティブに質疑応答する授業が成り立ちそうですね。

また、電子書籍のテキストを使って上記のようなソフトで音声化すれば、オーディオブックを自作出来そうですね。ググっていませんが、既にそんなソフトが既に存在するかもしれません。

最後に、不要な情報ですが、上記ソフトで音声化した際、誤って認識されて音声化された、(個人的に)クスッと笑えたフレーズを一つ、書きとめて筆を置きたいと思います。

(ノート部分)
うっかり○○法に違反しないよう、十分、注意するようにしましょう。

(音声化された内容)
うっかり○○法に違反しないよう、10分、注意するようにしましょう。

(突っ込み)
たった10分間だけ注意すればいいなんて( ´,_ゝ`)ププ



(注1)
上記箇所は、ノート部分の「十分」を「じゅうぶん」と変更することで正しい内容に音声化されるよう訂正しました。

(注2)
この記事では、LOGOSWARE社の「STORM V」の購入を推奨する意図は全くありません。上記ソフトを選定したのは当社の人事部門で、選定時に他のソフトと比較した結果等は把握しておりません。上記のようなソフトの導入を検討する場合は、他のソフトも含めて色々と検討することをオススメします。




<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
富裕層のバレない脱税―「タックスヘイブン」から「脱税支援業者」まで
(佐藤 弘幸氏著作)

[本書で参考になった内容等]
・宗教法人の脱税方法(一例)
宗教法人でも収益事業には課税されるが、出家信者を従業員にして、利益が出ないように信者の人件費で調整にする。信者の銀行カードは宗教法人が所持しておき、給与振込み後、ATMから全額を出金して小遣い程度を当該信者に手渡し、残額を宗教法人の活動資金(裏金)にする脱税方法あり。

・海外の不動産を購入する際、海外の売主と結託して、実際の金額(例えば1億円)よりも高い金額(例えば2億円)の売買契約書を裏で作成。2億円を海外送金し、日本の税務当局に知られることなく、差額1億円で海外に簿外資産を保有出来る方法あり。

・金のインゴット(延べ棒等)を香港等から密輸して日本国内で販売し、その後、海外に輸出して消費税還付を受けることでお金をゲット出来る錬金術が不良外国人や反社等の間で流行っている。

[国の脱税防止対策]
・真のオーナー情報を登録せずに第三者名義で法人登記が出来る「ノミニー制度」(名義借り制度)というものがタックスヘイブンにある場合あり。

・5,000万円超の国外財産を持つ者は、当該財産の情報を記載した調書を提出しなければならない「国外財産調書制度」が2014年から施行されている。

・所得金額が2,000万円超かつ3億円以上の財産または1億円以上の有価証券を有する者は、財産の情報を記載した調書を提出しなければならない「財産債務調書制度」が2015年から施行されている。

・税金の滞納者が租税条約の締結国に財産を保有する場合、相手国の税務当局に徴収を要請出来る「徴収共助制度」というものがある。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
(鈴木 博毅氏著作)

本書は、名著「失敗の本質」に記載されている教訓を、現代の日本のビジネスに当てはめて解説した本です。仕事をする上で多くの示唆を得ることが出来ました。今後は「失敗の本質」そのものを読んでみたいと思います。

[本書で参考になった内容等]
・目標達成に繋がらない勝利を重ねても意味が無い

・戦略の失敗は戦術では補えない

・経験則による成功法則を得ても、当該法則を他のケースに適用すべき範囲を判断することが難しい。体験的学習で一度は勝利しても、その成功要因を把握出来ていないと、長期的には敗北する。

・人事評価と人員配置は組織が発する重大メッセージ

・縄張り意識、派閥主義により、自分の義務と責任以外は無関心に

・情報が組織内でろ過・脚色されてトップに正確な情報が届かない
         ↓
 トップには現場の最前線を直接確認する意識が必要

・リーダーが組織の限界となる

・最悪のリーダーは「この人に何を言っても無駄」と部下に思わせてしまうリーダー

・空気の支配により、本来、「それとこれとは話が別」という考えが通らず、
合理的な判断が出来なくなる

・都合の悪い情報は無視されて、希望的観測が蔓延していく

・不都合な情報を隠しても、問題自体が無くなるわけではない。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
キャリアアップを目指す人のための「経理・財務」用語事典
(馬場 一徳氏、青山 隆治氏、奥秋 慎祐氏著作)

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(1)有料の自動翻訳サービスを利用してみました、(2)法務担当にとっての自動翻訳サービス

1.有料の自動翻訳サービスを利用してみました。

先般、「医薬・金融・化学・機械・IT・法務などの専門分野を、『最大精度95%=プロ翻訳者に匹敵する正確さ』で翻訳します」という触れ込みでロゼッタ社が宣伝・サービス提供しているクラウド型AI自動翻訳サービス(T-400)を試してみました。

上記サービスは、私の所属している会社の海外事業部門が、海外のサプライヤーが作成した英語の技術文書(仕様書等)を日本のカスタマーに提供する際、日本語に翻訳する必要があることから、その作業を効率化する為、導入したものです。

今回、法務部門でも英文の契約書を検討する機会があるので、もし良かったらどうぞ、ということで、上記ユーザーIDを法務部門にも発行して貰いました。

そこで試しに、上記サービスを利用して、当社の雛形英文NDAを「日本語→英語」、「英語→日本語」に翻訳してみました。その結果、誤訳があり、95%の精度かどうかは分かりませんが、いずれにしても、かなり高い精度であることが分かりました。

「T-400」は、翻訳対象のジャンルを「秘密保持契約書」等と指定した上で翻訳を掛けますので、上記指定が無い翻訳サービスと比較して、より正確に翻訳してくれるそうです。

その為、上記指定が出来無い「Google翻訳」と「T-400」の基本性能を単純比較することは出来ませんが、雛形英文NDAを「Google翻訳」でも同様に翻訳してみた結果を比較検討したかぎりでは、「T-400」の質の高さに軍配が上がりました。

十年前位に、法務未経験(一人法務)として今の会社に入社したとき、数千円で自費購入してみた機械翻訳のソフトを試してみて、その酷さに辟易してから十年が経過した今、自動翻訳の質は一昔に比べるとかなり向上していることが分かりました。

(注)
私はここで「T-400」を宣伝する意図はありません。もっと質の高い自動翻訳サービスはあるかもしれませんので、自動翻訳サービスの導入を検討しているのであれば、数社を試してみることをオススメします。



2.法務担当にとっての自動翻訳サービス

私は、これまで英文契約書を審査する際、自動翻訳サービスは利用せず、英文のままチェック・修正案の作成をしており、私の後輩達も同じように対応していまして、今後も上記スタンスを変える予定はありませんが、自動翻訳の質が更に向上した近い将来、法務部門に配属されたての英語が少し苦手な新人君は、


(1)自動翻訳ソフトを利用して審査対象の英文契約書を日本語に翻訳
(2)日本語訳で審査を行う
(3)問題がある条文について、自動翻訳ソフトを利用して修正案を作成


するようになる、という未来が見えてきましたね。

ただ、心配なのが、英語力がネイティブ並の人や、英文契約書の審査に熟知した人が作業効率の向上の為に上記サービスを利用する場合は良いとして、大量の英文契約書を読み込むことで、英語力全般の向上、英文契約書特有の表現の理解・習得をしなければならない新人の時期に、自動翻訳サービスに手を出してしまったばかりに上記機会が得られない、というのは教育上、どうなのかということです。

翻訳精度は決して100%にはならない中、一つの単語の違いで英語の意味が全く変わってしまい、自社が不利な立場になってしまう怖さがある英文契約書の作成・審査業務において、法務担当が翻訳サービスに信頼しきってしまって良いのか。

自動翻訳の更なる質の向上により、上記は杞憂となるかもしれませんが、自動翻訳の利点と弊害についてはよくよく考えた方が良さそうですね。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)
「経理のしごと」がわかる本〈入門〉
(高下淳子氏著作)

[本書で参考になった内容等]
・「飲食費用の2分の1損金算入の特例」により、得意先等との飲食費用が1人あたり
 5,000円を超える場合、その50%相当額を損金参入できる。

・得意先との接待費用について、飲食費用だけを抜き出して損金算入することは出来無い

・支出側で損金となる費用は、受取側でも益金に算入される、というのは
 税法の基本的な考え方

・非課税売上にのみ要する課税仕入に関する消費税は、売上にかかる消費税から
 控除出来無いので、当該消費税相当額は事業者がコスト負担する。

・資産の譲渡の場合、譲渡が行われた際にその資産が所在していた場所が国内であれば、
 国内取引と判断する。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
一夜漬け消費税「できる!」経理担当者入門
(金井 恵美子氏著作)

[本書で参考になった内容等]
・消費税制度にインボイス方式を採用した場合、インボイスを発行しない免税事業者からの
 仕入は控除対象とはならない為、その結果、免税事業者は取引相手として敬遠されてしまう。


[hitorihoumuメモ]
以前、聞いた話ですが、インボイス(発票)方式を採用している中国において、課税事業者の売主側が色々と理由を付けてインボイスを発行してくれない為、買主側の会社では仕入税額控除の対象にすることが出来ず、何度も催促してやっとインボイス(発票)を発行して貰ったということがあるようです。

売主の発行遅延の言い分としては「経理処理遅延」のようでしたが、売主はインボイス(発票)の発行を基準として売上計上をしていることから、インボイス(発票)を意図的に発行しないことで売上から除外し、税金を低く抑える意図もあったのではないかと話しておりました。インボイス方式の負の側面の一つですね。



・免税事業者は仕入税額控除が出来無いので、仕入時の消費税は免税事業者の負担となることから、
 消費税の負担を考慮した販売価格の設定が必要。

・非課税措置は、事業者に課税しない措置ではなく、税の負担を消費者から事業者に
 付け替えるもの。
 非課税売上の為の課税仕入があっても、事業者はその消費税を税額控除が出来無い。

・資産の交換を行った場合、税法上は、「保有する資産の売却」と「新しい資産の購入」を
 同時に行ったことになる。
 消費税には、法人税のように交換によって譲渡した資産の譲渡益課税を繰り延べる特例は無い。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
ストーリー形式で楽しく学ぶ 経理部員1年の仕事
(新日本有限責任監査法人 編集)

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
経理に配属されたら読む本
(村井 直志氏著作)

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この度、社内転職(と言ってもただの社内異動)をすることになりました

1.この度、社内転職(と言ってもただの社内異動)をすることになりました

私は、今の会社に転職で入社して十数年、法務未経験ながら初めは一人法務状態で、その後は後輩が数名増えた中で、ずっと法務畑(+総務)を歩んできましたが、今年の年初早々、某月に財務・経理部門に異動することになりました。

(その為、いつも拝読しているはっしーさん運営のブログ「元企業法務マンサバイバル」に倣って、本ブログのタイトルも「元総務&法務担当の部屋」に変更するかもしれませんし、変更しないかもしれません。)

会社によっては社内転職制度という制度を正式に設けている会社もあるようですが、私の会社にはそのような制度は無いものの、業務内容が異動後、これまでと大きく変わることから、「社内転職」という言葉を使ってみました。

なお、法務パーソンであれば皆さんご存知のkataxさんが運営されているブログ(企業法務について)で、2016年12月1日に「無資格法務のキャリアパスについて #legalAC」という良記事が掲載されていますが、上記キャリアパスの分類で言えば、今後はマネージメントルート(1-b:ガチマネージメントコース)を目指すことになりそうです。このコースで上まで行けるかどうかは自分次第ですが・・。


[出典:無資格法務のキャリアパスについて #legalAC(企業法務について)]
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2.自己の現状分析の結果
今の会社において、法務が解決すべき課題はまだまだたくさんありますが、ここ数年、法務パーソンとしての私個人の伸びしろが少なくなってきていることに気付いてきました(率直に言えば、遅ればせながら業務にマンネリを感じてきていました)。

そこで、法務のスペシャリストになるのではなく、もっと仕事の幅を広げていきたいなと思い、経営企画部門等、会社全体の数字を把握出来る部門へ異動したいと、上司や管理部門の偉い人にちょこちょこジャブを打ってきましたが、どの管理部門もギリギリの人員で回していることからジョブローテーションはなかなか難しい状況でした。

そんな中、一昨年の秋頃は、転職も視野に入れて考えようと、履歴書と職務経歴書を作成してエージェントに登録する等、真剣に転職を考えていました。ただ、色々と紹介された求人を検討していく中で、下記事項が分かってきた為、結局、転職は思いとどまることになりました。


[転職活動を通じて分かったこと]
(1)給与面
  具体的な金額は言えませんが、他社の一般的な法務担当と比較して、おそらく今、
  結構良い給料を貰っており、そもそも、現在の給与には特に不満は無いこと。
  (当然、貰えるものであればもっと貰いたいですが・・)

  仮に転職した場合、給与UPは難しく、良くても現状維持がやっとであること。

  (最近、twitterの法務界隈では、メーカーの法務は給与水準があまり高く無い
   みたいな話題が出ていましたが、(私が所属している)専門商社業界は
   人が資産ということもあるのか、メーカーよりも全体的な給与水準が
   高いのかもしれません。
   ただ、私の会社は退職金が少ないという噂もありますが・・。)

(2)転職先での業務範囲、出世の道
  転職後、給与がUPしないまでも、今の給与水準を現状維持させる場合、
  大手企業に転職するか、給与の高いベンチャー企業に転職するしかないこと。
 
  ただ、もし大手の法務部に転職した場合、大手企業は仕事が細分化されていて
  今よりも担当出来る業務範囲、裁量が狭まる可能性が高く、
  仕事の幅を広げていきたいという転職の目的を達成することが出来無いこと。

  大企業に転職した場合、無資格法務の私は、社内弁護士やロースクール出の同僚と
  出世競争を争うことになる為、競争に勝ち残るには大きいハンデを負うことになり、
  また、肩身の狭い思いをする可能性が高いこと。

  一方、仕事の範囲・裁量が広いベンチャーに転職した場合、今の会社(一応上場企業)
  と比較して会社が倒産するリスクが相対的に高く、転職するのであれば、ベンチャー企業は
  避けたいこと。

  そういう意味では、今の会社が会社規模的に自分には合っていること。

  仕事の幅、裁量がある程度確保出来る、上場している中規模会社が
  転職先の狙い目な中、そのような求人はなかなか出ていないこと。

(3)職場の人間関係
  今の職場は、横と縦の人間関係で個人的には割りと良好な関係を築けており、
  そのことが大きな理由となって仕事をスムーズに進められていることもある中、
  転職した場合、これまで十数年にわたって構築してきた社内の人間関係を捨てて
  ゼロスタートとなった場合、転職後、今の会社と同じパフォーマンスを直ぐに出せるのか
  不安であること。

  転職後、また一から人間関係を築いていくのは面倒であり、また、
  私はどんな環境でも直ぐに適応、溶け込めると断言出来る程のバイタリティ、
  人間力を持ち合わせていない中、転職先で人間関係の問題を抱えるリスクを負うこと。

(4)結論
  私の転職の動機は「仕事の幅を広げたい」ことにあり、給与をダウンさせてでも
  今すぐに今の会社から逃げ出したいというモチベーションは無い中、給与、
  出世、人間関係という様々な点でリスクを負ってまで転職するのは得策ではないこと





3.上記分析結果を受けて現状を想う
上記の通り、転職する選択肢は無いかなぁと考えて始めていた頃、社内の人員の入れ替わり等、様々な事情が重なり、今年の年初早々、財務・経理部門に異動することになりました。

財務・経理部門で経験を積んだ後は、近い将来、海外子会社に駐在するような話も出てきまして、早計に転職せずにじっと天の時を待ってて良かったなぁと思います。(カッコ良く言えば)今、私に流れが来ている感じがしています(笑)

なお、私は経理の経験は無く、知識面は、今の会社に入社した十年前に簿記3級を取得した後、本ブログでもたまに読書記録を記載していた通り、度々会計の本を読んだり、また、法務業務の一環として稟議書を審査、作成、作成支援する機会があり、経理部門の方とのやり取りを通じて、基本的な会計処理は理解出来ている程度で、財務・経理部門に異動した当初は直ぐに活躍は出来無いかと思います・・。そんな中、管理職(マネージャー)として異動するのですが、どうなることやら。

ただ、日頃の業務を通じて、財務・経理部門の方とは良好な関係を築けていたプラス面を活かして、今回の異動後、直ぐ戦力になれるように頑張っていきたいと思います。
(と、異動してきた人のひと言スピーチみたいなことを言ってみました・・。)

ということで、最近、経理、会計関連の書籍を色々と読んでいます。会計士や経理部門は仕訳で会話する人たちですので、仕訳の勉強もしていますが、連結修正仕訳の知識不足を強く感じているので、連結会計を優先的に勉強を進めて行きたいと思います。



4.キャリア棚卸の為の(擬似)転職活動の進め
今回、転職活動を通じて、自分のキャリアの棚卸を実施出来、転職市場での市場価値等についても把握出来ました。

履歴書と職務経歴書を作成して、求人を検討してみることは、自分が今転職する場合、どれ位の需要があるのか等を把握することが出来るいい機会となります。そこで、転職エージェントにとっては冷やかしとなり、良い迷惑かもしれませんが、転職するかしないかにかかわらず、キャリアの棚卸の為にも、一度、(擬似)転職活動を進めてみてはいかがでしょうか?

[Disclaimer]
(擬似)転職活動をした結果については自己責任でお願いします・・。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)
35歳までに身につけておくべき プロの経理力
(児玉 尚彦氏著作)
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
3年で「経理のプロ」になる実践PDCA
(児玉 尚彦氏著作、上野 一也氏著作)
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
法人税の鉄則50 (申告書からみた税務調査対策シリーズ)
(濱田康宏氏、岡野訓氏、内藤忠大氏、白井一馬氏、村木慎吾氏著作)

[hitorihoumuメモ
一読しましたが、私が本書を読むにはまだ会計・税務のベースが出来ておらず、
100%理解出来ていないので、時間を置いてまた読み直したいと思います。
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
究極の仕訳集 日商簿記2級(第4版)
(TAC簿記検定講座 著作)
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
新・現代会計入門(第3版)
(伊藤 邦雄氏著作)

[hitorihoumuメモ]
個人的には、個別テーマ毎に押さえるべき事項が解説された本を欲していたのですが、本書の「はしがき」通り、「会計の生き生きとした面白さを『動画』として、動いているままに豊かに描き出したい。」という本書の趣旨からして、語り・背景の解説部分が多く、自分には馴染めない内容で、3分の1あたりまで読んで途中で読むのを止めてしまいました。

ただ、本書も今の自分には合わないだけで、今後の自分には必要な本かもしれないので、折角、定価で購入したこともあり、半年後あたり再度、手に取ってみようと思います。

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行政当局による立ち入り調査時の心得(=聞かれたことにだけ簡潔に回答すべし)

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

年明け1回目の話題がこれで良いのかということはありますが、「書きたい時が書き時」ということで、表題のテーマについて書いておこうとおもいます。

私が所属している会社に、以前、公取委、中小企業庁による下請法に基づく立ち入り調査や、国税局による定期調査、東京税関による事後調査等が入った際に、管理部門の担当者として対応して感じたことですが、行政当局の調査官との面談時には、聞かれたことにだけ簡潔に回答するよう徹底したいものですね。

上記心得は、調査対応に慣れている管理部門の方であれば当然のように認識されている心得かと思いますが、調査対応に慣れていない営業部門等の方は、持ち前のサービス精神と、緊張から来る多弁が相乗効果を発揮して、聞かれてもいないことを回答してしまう方がいます。

行政の立ち入り調査時に嘘をついた場合、嘘は後で必ずばれますし、嘘がばれたら心証は最悪となりますので、嘘は厳禁ですが、立ち入り調査は面接の自己PRの場ではありませんので、聞かれていないことまで丁寧に長々と回答する義務はありません。

必要最小限の回答をしたとしても、調査官は気になることについて質問してきますので、会話は成立します。そんな中、不用意に余計な発言をしたばっかりに、その内容が呼び水となって、出来れば調査で触れられたくないテーマ・事項に調査官の質問・興味が及ぶリスクがあります。

その為、調査間との面談に先立ち、想定問答を作成することは重要ですが、面談者が調査慣れしていない場合には特に、想定問答の作成以上に、聞かれたことだけ簡潔に回答するよう、上記心得について十分レクチャーしたいものですね。



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
元国税調査官が書く 税金に殺されない経営
(垂水毅氏著作)

[本書で参考になった内容等]
・調査官は、指摘事項があると調査先に修正申告を慫慂(しょうよう)する。
 「慫慂」とは「それとなく促す」という意味。
 調査官の目的は不正の発見であり、発見した不正に調査先がどう対処するかは、
 「自己申告の原則」に則っている。

・通達は、国税庁が各国税庁・税務署に課税基準等を示したものであり、法律ではない。
 税務調査の結果に同意出来ず、国税不服審判所に不服を申し立てた場合、審判所では
 法律に立ち返って判断することになる為、審判所の判断で国税側が負けるケースがある。

・税務調査の情報源の一つとして、「国外送金等調書制度」がある。
 現在では、100万円超の海外送金について、金融機関が税務署へ届出する義務があり、
 その調書から、脱税目的で海外に送金した件が発見されるケースあり。

・税務調査では、調査を受ける側の事前のストーリーの組み立て方によって結果が変わるケースあり。
 その為、説明の方向性については十分検討すべし。
 同じ話をするにしても、その言い方によって調査官の認識、印象が異なる場合がありますので、
 ストーリーを組み立てる場合には、説明の仕方、持って行き方に注意したいものですね。

・消費税制度上、企業は、消費者から預っている消費税を支払うだけという建付けであるものの、
 実態としては、大きな資金繰りの負担となる。

・会社が傾き始めて経営者を悩ませるのは、黒字の場合に支払義務が生じる法人税よりも、
 黒字・赤字に関係なく支払義務が発生する消費税・源泉徴収税額の方が大きい、というケース多し。

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
(カレン・フェラン氏、神崎 朗子氏翻訳)
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[本書で参考になったフレーズ等]
「マネジメント本」はまじめに読むとばかばかしい
  (中略)
優れたマネジメントスキルとは、よい関係を築くためのスキルだ。ひと言、それに尽きる。あれこれ考えすぎることは無い。テクニックや理屈の問題ではないのだ。どうすればよい人間関係を築けるのかを理解すればよい。




<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
「できる経理マン」と「ダメ経理マン」の習慣
(佐藤 昭一氏著作)
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[本書で参考になったフレーズ等]
「できる経理マンはサービス業のプロを目指し、ダメ経理マンは職人を目指す」

「顧客満足度を高めなければならない」

「いいサービスかどうかは経理スキルが高いかどうかではないのです。
 経理のわからない人からみたらわかりやすさや心地よさが大事」

[hitorihoumuコメント]
上記3点は管理部門全般に言えることですね



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
(cis氏著作)
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[本書で心に留まった箇所、再確認させられた考え方等]
・cis氏の取引の仕方は基本「順張り」

・割安とか割高というのは思い込みに過ぎない。

・一所懸命に財務分析したとしてもその内容は既に株価に織り込み済み。

・株で一番大切なのは迅速な損切り

・株については何勝何敗と考えることには意味は無い。
 重要なのは勝率ではなくトータルでどれだけ損得になっているか。

[hitorihoumuコメント]
最後の考え方は、以前、(大学生の時に)競馬にはまっていた私に教えてあげたいですね。

競馬をしていた頃は、トータルの収支よりも勝率を重視するあまり、鉄板レースに限定して
本命を軸に流す買い方に特化していた為、よく的中して悦に入っており、
結構、的中率が高ったので、競馬場に良くいる競馬の予想屋になれるかもしれないと
半分本気で考えていた時期がありました(笑)

ただ、的中率は高いものの、回収率は高く無かったので、種銭がゆっくり溶けていきました。
今では競馬卒業して、年1回、有馬記念だけは買うようにしています・・。

株もギャンブルみたいなものですので、あくまでトータルの回収率で考えないといけませんね。

ちなみに、競馬をしていた十数年前は、競馬の予想サイト「鉄板競馬の部屋」という
個人HPを運営していまして、「応援しています」というコメントをくれるような、
固定ファンも少数ながら付いていました(笑)

上記HPは約20年前から更新しておらず、プロバイダから削除されてしまっていますが、
競馬予想サイト専門のリンクサイトに上記HPが紹介されたことがあり、
今でもまだその紹介ページが残っていましたので、以下の通り、記念に貼り付けておこうと思います。
当時、ハンドルネームを(某事情により)「和尚」と名乗っていたみたいです(恥)

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http://www2.wbs.ne.jp/~syun/link/yoso.htm



<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
(シバタナオキ氏著作)

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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
こうして知財は炎上する―ビジネスに役立つ13の基礎知識
(稲穂 健市氏)
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
一問一答で学ぶ 会計の基礎 (一問一答シリーズ) 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/11
(松浦 剛志氏、 蝦名 卓氏、松浦 圭子氏著作)
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<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
なぜ金利が上がると債券は下がるのか?
(角川 総一氏著作)
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hitorihoumu

Author:hitorihoumu
41歳 男 二児(+柴犬)の父
主に週末にブログを更新する予定です。
今、中国(上海)で駐在員生活をしています。

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