管理職は、本来、部下が対応すべき仕事に自ら手を出すことで、部下の成長機会を奪ってはいけない
以前、財務経理部門の責任者になった際に下記記事を書きました。
上記記事の中で、いくつか抱負を書き上げましたが、
というポイントについて、最近、再認識させられた事態がありました。
管理職の仕事は、本来、部下の進捗管理や部内や他の部門との調整業務がメインの仕事となります。そのような中、管理職が上記管理業務を疎かにして担当者がやるべき細かい業務に自ら集中してしまうと、部全体の業務の進捗が停滞してしまい、また、部下のアウトプットをチェックする時間が削られる結果、その質も低下してしまいます。
また、「部下の為」を考え、部下の手間・残業時間を減らそうとして、各部門からの依頼等により新規に発生した、ややこしい難解な相談毎に管理職が自ら手を出して対応してしまうと、部下は確かに物理的には楽になるものの、部下が上記業務に携わっていれば得られたはずの知見が得られず、私ばかりに知見が溜まり、部下の成長機会が阻害してしまうデメリットがあることは、これまであまり考えていませんでした。
まだまだ担当者の意識が抜けていませんでした orz
管理職になった際に抱負を立てたはずでしたが、上記考え方は常に意識していかないと、また、一担当者レベルに逆戻り(リバウンド)してしまいますので、注意していこうと思います。
今後は、他部門からの簡単なメールや電話での相談対応一つにしても、「これは今、私が対応すべき仕事なのか」と考えるようにして、基本的にはどんどん部下に仕事を振って、管理職として管理業務に専念していこうと思います。ただ、「業務を振る」=「丸投げ」ではダメなので、進捗管理をしっかりしつつ仕事を振るようにしていきたいと思います。
以上、超個人的な備忘録を書き留めておきました。
<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
退職給付会計の経理入門(第2版)
(有限責任監査法人トーマツ (編集))
本書では、退職給付会計の実務で使用するワークシートをどのように作成すればいいのか詳しく解説されておりました。私の所属会社でも本書と同じようなワークシートを作成して対応しており、上記シートの構成に対する理解がより深まって良かったです。
なお、「~経理入門」というタイトルではありますが、退職給付会計については全くの初心者の方だと頭に入ってこない難易度となっています。
上記のような方には、下記書籍で読んでざっくりと退職給付会計のイメージを掴んでから上記書籍に進むのが良いかと思います。と初心者に少し毛が生えた私がコメントしてみました。
最後に、当社でも計算の際に採用していて、本書でも説明されていた割引率に関する補正方法「線形補正方式」の計算式の意味するところの理解がいまいち乏しいので、人に説明出来るレベルになれるよう、他の書籍にも当たる等して理解を深めていこうと思います。
[本書で参考になった内容等]
退職給付債務自体をBSの負債の部に計上し、年金資産自体をBSの試算の部に計上すべきとの意見もある。しかし、現行の退職給付会計では、年金資産は退職給付の支払いのためのみに使用されることが制度的に担保されているため、上記資産を一般の資産と同様にBS計上することはかえって、財務諸表の利用者に誤解を与えるおそれがある
(会計基準69項)として、NET表示するルールになっている。

この度、財務経理部門の責任者になりました(プレイングマネージャーから管理者へ転換する上での心得等)
http://hitorihoumu.blog47.fc2.com/blog-entry-662.html
上記記事の中で、いくつか抱負を書き上げましたが、
(1)早死にしたくなければ「自分でやった方が早い」病は早く治療しないとマズイ
というポイントについて、最近、再認識させられた事態がありました。
管理職の仕事は、本来、部下の進捗管理や部内や他の部門との調整業務がメインの仕事となります。そのような中、管理職が上記管理業務を疎かにして担当者がやるべき細かい業務に自ら集中してしまうと、部全体の業務の進捗が停滞してしまい、また、部下のアウトプットをチェックする時間が削られる結果、その質も低下してしまいます。
また、「部下の為」を考え、部下の手間・残業時間を減らそうとして、各部門からの依頼等により新規に発生した、ややこしい難解な相談毎に管理職が自ら手を出して対応してしまうと、部下は確かに物理的には楽になるものの、部下が上記業務に携わっていれば得られたはずの知見が得られず、私ばかりに知見が溜まり、部下の成長機会が阻害してしまうデメリットがあることは、これまであまり考えていませんでした。
まだまだ担当者の意識が抜けていませんでした orz
管理職になった際に抱負を立てたはずでしたが、上記考え方は常に意識していかないと、また、一担当者レベルに逆戻り(リバウンド)してしまいますので、注意していこうと思います。
今後は、他部門からの簡単なメールや電話での相談対応一つにしても、「これは今、私が対応すべき仕事なのか」と考えるようにして、基本的にはどんどん部下に仕事を振って、管理職として管理業務に専念していこうと思います。ただ、「業務を振る」=「丸投げ」ではダメなので、進捗管理をしっかりしつつ仕事を振るようにしていきたいと思います。
以上、超個人的な備忘録を書き留めておきました。
<超個人的な備忘メモ(最近、読み終わった本)>
退職給付会計の経理入門(第2版)
(有限責任監査法人トーマツ (編集))
本書では、退職給付会計の実務で使用するワークシートをどのように作成すればいいのか詳しく解説されておりました。私の所属会社でも本書と同じようなワークシートを作成して対応しており、上記シートの構成に対する理解がより深まって良かったです。
なお、「~経理入門」というタイトルではありますが、退職給付会計については全くの初心者の方だと頭に入ってこない難易度となっています。
上記のような方には、下記書籍で読んでざっくりと退職給付会計のイメージを掴んでから上記書籍に進むのが良いかと思います。と初心者に少し毛が生えた私がコメントしてみました。
[退職給付会計をざっくり理解したい方にお勧めな書籍]
退職給付会計のしくみ(第2版) (【図解でざっくり会計シリーズ】)
最後に、当社でも計算の際に採用していて、本書でも説明されていた割引率に関する補正方法「線形補正方式」の計算式の意味するところの理解がいまいち乏しいので、人に説明出来るレベルになれるよう、他の書籍にも当たる等して理解を深めていこうと思います。
[本書で参考になった内容等]
退職給付債務自体をBSの負債の部に計上し、年金資産自体をBSの試算の部に計上すべきとの意見もある。しかし、現行の退職給付会計では、年金資産は退職給付の支払いのためのみに使用されることが制度的に担保されているため、上記資産を一般の資産と同様にBS計上することはかえって、財務諸表の利用者に誤解を与えるおそれがある
(会計基準69項)として、NET表示するルールになっている。

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