「増補改訂版 道具としてのファイナンス」(石野 雄一 (著))を読んで

「増補改訂版 道具としてのファイナンス」(石野 雄一 (著))を読んで見ました。

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[目次]
序章 ファイナンスの武者修行
第1章 投資に関する理論
第2章 証券投資に関する理論
第3章 企業価値評価
第4章 企業の再適資本構成と配当・自社株買い
第5章 資本市場に関する理論
第6章 デリバティブの理論と実践的知識
第7章 経営の自由度の価値評価



著者の石野 雄一氏は、「ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書) 新書」を初め、ファイナンスに関する書籍を多数書かれている方です。

本書は、ファイナンスを勉強されている方であればご存じの方も多い、ファイナンス界隈のロングセラー本かと思います。

なお、本の帯には「普通のビジネスパーソンならば、この本だけで十分」という記載されていて、確かにファイナンスを分かり易く解説してくれていてはいますが、しかし、随所に出てくる数式の解説について、私はそのほとんどを理解出来ず、文章の箇所以外はほとんど飛ばし読みしてしまいました・・。

おそらく、私のような他の「普通のビジネスパーソン」も同じような理解レベルかと思いますが(そう思いたい・・)、「本屋で平積みされていて、よく見る本だけど、手に取ったら数式のページがそこそこあってハードルが高そうだからと読むのはスルーしよう」とするには惜しい、非常に勉強・為になる本ですので、100%理解してやろうと思わず、とりあえず手に取って読めるところを読んでみることをお勧めします。

なお、著者の石野 雄一氏は、経営されている会社のHP内にファイナンスの解説に関するブログ(名称:社長ブログ)も運営しており、頻繁に更新されているので、私は毎週、記事をチェックしています。

ファイナンスに関心のある方向けに興味深い記事が多数UPされていますので、知らなかった方は見てみてはいかがでしょうか?

https://ontrack.co.jp/ishinoblog/

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以下に、本書で心に留まった箇所を抜粋させて頂きます。


ファイナンスはツール(道具)にしか過ぎない

 (中略)

日産時代、私はよく上司にこんなことを言われました。
「分析するだけなら誰でもできる。それをどうアクションに結びつけていくかだ。マネジメントの意思決定に使えないものは単なる自己満足にすぎない」


[hitorihoumuメモ]
私のようなコーポレート部門の管理職の人間は、経営者の意思決定にどれだけ有益な情報を提供出来るかが評価の分かれ目かと思います。

ファイナンスに限りませんが、時間を掛けて詳細・綺麗な分析資料を作成・提示したところで、経営層に「So what(それで俺はどうしたらいいの?)」と言われたら価値が無い提案となってしまいます。分析する段階から、経営判断に資する分析となるにはどのような情報であるべきか、結論に繋がる情報を提供出来ているかという視点を持たないといけませんね。



「With-Withoutの原則を基に投資判断が必要」

→ 投資の判断をする際、「投資をする場合」と「投資をしない場合」を比較して
どれだけキャッシュフローが変化するかに基づいて判断すべきであるという原則

→ お金を投資したことで増加するキャッシュの増加分に着目する考え方

[hitorihoumuメモ]
「With-Withoutの原則」については、著者の会社の上記HP内の「ファイナンス用語辞典」に解説がありますので、詳しく知りたい方は覗いてみてはいかがでしょうか?

https://ontrack.co.jp/f-terms/with-without%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87/
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ナショナルスタッフから日本本社に告発メール、怪文書メールが送付されて来るケース等

今般は、「俺のミッション 中国ビジネス三都物語(はやぶさひろ (著))」を読んでみました。

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私は今、本書の舞台である、上海、深圳、広州を含めた中国各地に拠点を展開している某日系グループ会社に勤務しており、その内、上海現地法人に勤務しています。ちなみに、先日、深圳オフィスに出張してきました。また、テーマ的に興味のある分野ということもあり、本書を手に取ってみました。

「版元(出版社)の書名や著者名だけでなく表紙や目次や著者プロフィールなどといった『中身』の情報もデータベース化し公開・提供するサービス」という「版元ドットコム」より、本書の「商品解説」と「目次」を抜粋させて頂きます。


[蛇足]
これまで、読みたい本がある場合は取り合えず、アマゾンで書籍の内容やレビューを検索して、アマゾンに当該書籍の目次情報が無い場合は、「紀伊国屋書店 WEB STORE」で目次情報を見るようにしていました。

https://www.kinokuniya.co.jp/

ただ、上記書籍は「紀伊国屋WEB STORE」で検索しても目次情報が無かったので、新しく見つけた「版元ドットコム」より目次情報にたどり着きました。

検索した本にもよるのでしょうが、「紀伊国屋WEB STORE」よりも「版元ドットコム」の方が書籍の解説情報等、情報量が多くて使えそうなので、今後は「版元ドットコム」の方に利用に切り替えようと思います。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910233093



[本書の商品解説]
深圳・上海・広州――。
中国ビジネス界に燦然と輝く三都で繰り広げられる嘘、裏切り、不正の嵐。
そんな馬鹿なことがあっていいのか⁉ 一匹狼の荻村がミッションに目覚める。
中国駐在歴13年の著者が放つ渾身の中国ビジネス小説。

上司にも遠慮なく物を言う荻村は、これまで出世とは無縁の道を歩んできた。
しかし不惑を過ぎて突然、中国の子会社に赴任する事になる。
そこで荻村を待っていたのは、日本の常識がまるで通用しない中国ビジネス社会だった! 
社内にはびこる嘘や裏切り、不正の嵐に、荻村は卓球と酒で培った仲間と対峙する。
中国駐在歴通算13年に及ぶ著者が中国ビジネス界を克明に描いた渾身の小説。



[目次]
第一章 「贼喊捉贼」 ~「泥棒はあいつだ!」と泥棒が叫ぶ~
第二章 「雌●雄飛」 ~いずれ羽ばたく時を待て~
第三章 「姑息养奸」 ~不正の芽は早いうちに摘め~
第四章 「醉翁之意不在酒」 ~他に言いたいことがある~
第五章 「答非所●」 ~答えにならない答え
第六章 「我不知道」 ~責任転嫁の世界~
第七章 「以毒攻毒」 ~毒を以て毒を制す~
第八章 「一●打尽」 ~究極のリストラ~
終章 「忒修斯之船」 ~テセウスの船~


ネタバレになりますので、本書の内容は詳しくは掛けませんが、本書の舞台である中国で勤務している私としては、本書で登場してきた場面・考え方に、デジャブを覚えた箇所や心と留まった箇所がありまして、その項目をいくつか取り上げてみようと思います。



(その1)会社のメールに証拠となるようなものは残さない

本書でも不正調査の手段としてフォレンジックが登場してきますが、本書でも記載の通り、不正を行うような人は、不正に関するやり取りは会社のメールは使わず、自分のスマホのWe chatやフリーメールアドレスでやり取りするものです。

なので、会社が貸与しているPCをフォレンジックしたり、会社のドメインメールは全てログが残っている場合はログを見たとしても、不正のやり取りは見つけることは出来ないでしょう。「不正の証拠が見つからなかった」=「不正が無かった」とはならないわけです。

個人が保有しているスマホのWe chat記録までフォレンジックすることは反発が合って出来ないので、フォレンジックという手段にも限界があることを前提に使うしかないですね。

なお、今はどの会社もメールやTeams等のチャットのログを取っている会社は多いと思いますので、不正はしないとしても、同僚と、上司等に関する不平不満等をTeams チェット等でやり取りすると、何かのタイミングで会社にそのログを見られる場合がありますので、仮に悪口をやり取りする場合は記録の残らない口頭か、個人スマホのLineを使いましょう 笑



(その2)ナショナルスタッフから日本本社に告発メール、怪文書メールが送付されて来る件

これも中国法人に拠点を構えている会社であれば、あるあるかもしれませんが、少しでも経済補償金(退職金)を高めに吊り上げようと、自分の上司や担当役員を飛び越えて、日本本社の社長や、ひどい場合には、全社員が宛先登録されている「全社グループメール」宛に、本当かどうか分からない、「日本人責任者の〇〇は、こんなことやあんなことしています。会社から〇〇の仕打ちを受けていますが、これは違法な行為です」等のメールを配信してくるケースがあります。

荒唐無稽な話、事実無根のような話から、少しそうなのかなと思うような怪しい話まで織り交ぜた長文メールを送付してくるパターンもあります。

こうすれば経済補償金を引き上げられる、という入れ知恵をする奴が周りにいるんでしょうね。私も一応、現地法人のコーポレート責任者をやっているので、少なくとも私がその標的にならないように、身の振り方を考えて、部下から後ろ指を刺されるようなことはしないようにしたいと思います・・。



(その3)社員が代理店を設立して、自社の取引に当該代理店をかませることで中抜きする奴

私の所属会社で上記に該当した事例があるのかどうかは、私は把握していませんが、他社で発生した上記ケースは聞いたことがあります。

不正をする奴もバカではありませんので、中国法人の登記情報等はネットを叩けば直ぐに手に入ることから、上記のようなトンネル会社・ダミー会社の株主や役員に自分や家族を登録するようなことはしません。そうなると、会社としても中抜きしていることに気づいたり、不正の事実を突き止めるのはなかなか難しいですね・・。



(その4)1円でも多く経済補償金を得るために色々なパフォーマンスをして来る奴

上記についても、詳しいことは掛けませんが、長いこと中国で事業をしていると、上記目的の為に色々なことを仕掛けて来るナショナルスタッフが出てきます。私も法務担当時代、中国に出張してこの手の輩に弁護士と一緒に対応したことがあります。

人民の国ということで、明らかに社員側に落ち度があるような解雇であっても、裁判や労働仲裁になったら会社側が負け場合があることを知っているのか、色々と吹っ掛けてくるの奴がいて嫌ですね・・。

上記のような後ろ向きの仕事の対応に追われて、本来、やるべき新規の営業活動が停滞したケースもあり、勘弁して欲しいものです。本書にも出てきますが、会社が過去に何か月分の経済補償金を出したのか、という情報を彼らは共有しているので、安易にお金で解決せずに、悪しき事例を作らないように毅然とした対応をしないといけませんね。

一方で、腐ったミカンを早く排除するために、お金で解決して早く終わらせた方がトータル的に良いという考えも一理あり、難しい判断が求められます・・。



[超個人的な備忘メモ:最近読んだ書籍]
シン・中国人 激変する社会と悩める若者たち (ちくま新書 1710) 新書
(斎藤 淳子 (著))

以下、本書抜粋。


若者の結婚が彼の家族の財産問題に直結してしまっているのは何とも不幸



これらの「婚前商談」を結婚を控えたカップルらが同席する場で進めると、二人の関係が悪くなる可能性があるので、若い新郎新婦はこの「婚前商談」から外し、両家の両親だけで商談を進めるのが上海式という。

    (中略)

どう考えても二人の愛情のカタチであるはずの結婚がこれでは完全に合弁会社設立前の「商談」だ。



先日、中国上海に来て1年目にして初めて、遅ればせながら、中国人民広場の公園に行ってみました。

広場には、自分の子供のプロフィールを記載した紙を地面に置いて、おじちゃん、おばちゃんがその前で椅子に座っている光景に出くわしました。

[自分では撮影は出来なかったのでネットで拾った写真を貼り付けますが、こんな感じです]
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中には、結婚に向けた事前条件交渉をしているのか、口論かと思う激しいやりとりをしている方もいました。

一人っ子政策の影響で、今の30代中頃の結婚適齢期の子は一人っ子が多く、親としても、将来、自分の面倒を見てくれる人を探すことが死活問題なのでしょう。

しかし、このような場で親同士が見つけてきた相手と最後までゴールインする成功例はあるのでしょうか。謎です。




中国で相対的に貧しいと言われる内陸部も以前と比べると確実に底上げはされており、発展は目覚ましい。しかし、比較の対象の「以前」にあたる起点は「(飢えずに)どうにかたべていける」という状況で極度に低い。つまり、非常に低いスタート時点との比較で近年は大いに改善されている。一方、沿岸部での成長スピードは非常に速いので、内陸部の伸びは沿岸部に追い付かない。その結果、内陸と沿岸部の格差は開き続けている。


上海に住んで居ますと、日本人よりもよっぽど金持ちな人がゴロゴロいます。会社から支給される給与は私よりも断然低いものの、自分の親が持っている不動産等からの収入を含めると断然、金持ちで、同居している親に買って貰ったテスラやBMW等の高級車を乗り回している30代のナショナルスタッフの同僚社員は多数おります・・。

一方で、Uber Eatの中国版のような配達サービスに従事して、電動バイクを乗りこなして、1個いくらにもならない配達を朝から晩までやって、配達が遅れれば罰金を払わないといけないので終始、時間に追われて、何とか生活をしている人もいて、貧富の差をかなり感じます・・。それでも、田舎で農家をしているよりは稼げるんでしょう。

少し車を地方に走らせると、10年数年前よりは良くなったと言っても、まだまだ貧しい地域は存在しており、「富裕層」と「貧困層」の行き来がし難い社会構造となっている中、中国の貧困層の方の生活水準が大きく底上げされるのは、まだまだ先になりそうですね。

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1.非貿易項目(役務提供等)の5万ドル送金規制を逃れるために分割払いをしてもダメ in 中国

1.非貿易項目(役務提供等)の5万ドル送金規制を逃れるために分割払いをしてもダメ in 中国

中国法人と取引された経験がある方はご存じかと思いますが、中国法人が一回当たりの送金額が5万米ドルを超過する非貿易項目(モノの輸入を伴わない取引:役務提供等)の海外送金をする場合は、原則として税務局に契約書等を事前届け出(備案)する必要があります。逆に、5万円以下の送金であれば、銀行審査だけで送金が可能となります。

なお、例えば、役務提供の対価が9万ドルの契約を締結した際、上記送金規制を逃れる為に、送金を3回に分けて、事前届け出(備案)無しに「3万ドル×3回」と分割して海外送金することはNGとなります。

あくまで、契約金額の総額が5万ドルを超過しているか否かで判断されることになります。

上記分割行為が銀行に見つかった場合、外為法違反となり、最悪、以後、他の外貨送金が出来なくなる等の大きな不都合が生じる場合がありますので面倒でも備案をしましょう。



2.非貿易項目(役務提供等)の場合は増値税の源泉徴収義務の有無を確認すべし

上記1の規制を考慮しても、5万ドルを下回る役務提供の契約金額の送金なので、備案無しで送金して終わりと考えたらそうでもない場合があります。

「中国の投資・会計・税務Q&A〈第7版〉」で、増値税の源泉徴収義務について解説された箇所を抜粋させて頂きます。


Q3-40 増値税の概要
増値税の概要について説明してください

     (中略)

(9)源泉徴収義務
中国国外の組織または個人が国内で課税役務を提供し、国内に経営機構を設けていない場合、その国内代理人が増値税の源泉徴収義務者となり、国内に代理人がいない場合は、購入者が源泉徴収義務者となります。

増値税の源泉徴収義務の発生時点は納税者の納税義務の発生した当日であり、源泉徴収義務者はその機構所在地または居住地の所轄税務機関で申告納税を行います。


上記抜粋の通り、中国国外の法人等が中国国内で増値税の課税対象となる役務提供をした場合で、当該役務提供者が中国国内に納税代理人を設けていない場合、役務提供の対価を支払う者(委託者)が税務機関に源泉徴収に係る申告納税をする必要があります。

以前、社内で発生した事例としては、日本法人の研修会社から中国法人の当社社員がオンライン研修を受けた為、当該対価を当該研修会社に海外送金する際、非貿易送金として税務機関に備案(申告)をした上で、6%の増値税を源泉徴収して納付しました。

なお、当該日本法人の研修会社が中国に人員を派出しないオンライン研修は、当該研修会社には中国国内での源泉所得は無いとして企業所得税は発生しません。

一方、当該研修プロジェクトの期間が長期(6か月超等)となるような場合、当該人員の派出行為が恒久施設(PE)として認定されて、法人所得税の課税対象となる場合もありますので注意が必要です。まあ、通常のオンライン研修を受講しているだけであれば、PE課税リスクは無いと考えて大丈夫でしょう。

上記の通り、中国から海外に外貨送金する場合は、外貨管理規制、増値税等のルールに関係してくる可能性を考えて、うっかりルール違反をしないようにしたいものですね。



[超個人的な備忘メモ:最近読んだ本]
中国の投資・会計・税務Q&A〈第7版〉
デロイト トーマツ 中国サービスグループ (編集)

[その為、本書で参考になった内容等]
中国では会計実務を行う者の資格者制度は廃止となった件

以前、中国では会計実務を担当する為には、会計従業資格試験に合格して、資格証書を取得する必要があった。しかし、2017年に会計従業資格管理弁法等は廃止され、また、会計法の改正に伴い、「会計責任者」以外については資格保有は不要となった。

また、「会計責任者」も、会計士以上の会計専業技術資格か、3年以上の実務経験が必要となり、資格の有無は必須ではなくなった。

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[超個人的な備忘メモ:最近読んだ本]
うつ病九段 (文春e-book)
原作・先崎 学 (著), 漫画・河井 克夫 (イラスト)

※Kindle Unlimited 会員の読み放題対象です。

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[超個人的な備忘メモ:最近読んだコミック]
「子供を殺してください」という親たち 1巻~12巻
押川剛 (著), 鈴木マサカズ (著)

※1巻の表紙写真だけ掲載しておきます。
※Kindle Unlimited 会員であれば、1巻~5巻までは読み放題対象です。
 アマゾン?の策略にはまり、6巻から12巻まで購入して一気に読んでしまいました・・。

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[超個人的な備忘メモ:最近読んだコミック]
ケーキの切れない非行少年たち 1巻~5巻
宮口幸治 (著), 鈴木マサカズ (著), 鈴木 マサカズ (イラスト)

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[超個人的な備忘メモ:最近読んだコミック]
マイホームヒーロー(1)
山川直輝 (著), 朝基まさし (著) 1巻~6巻

※1巻の表紙写真だけ掲載しておきます。
※Kindle Unlimited 会員であれば、1巻だけ読み放題対象です。

[hitorihoumuメモ]
ネタバレになりますので細かいことは書きませんが、6巻あたりから主人公(父)の非合理的な行為等(バードウォッチングのくだりや、公開する人を限定するものの小説を投稿しちゃうあたり)に、第二部まで話を引っ張りたいという著者、編集者の意図が見え隠れして、7巻以降を手に取るのは止めました・・。一部で完結して欲しかったですね・・。

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Author:hitorihoumu
41歳 男 二児(+柴犬)の父
主に週末にブログを更新する予定です。
今、中国(上海)で駐在員生活をしています。

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